口の中を診るために、
体と心のお話も伺います

歯や口の中に痛みや異変を感じて、初めて訪れた歯科医院。「この歯医者大丈夫かな」。痛みや異変に関する不安だけでなく、そういった気持ちもあって当然です。

そのすべての不安を取り去ることが私たちの仕事です。
そのため初診の患者様には、ヒアリングをさせていただいております。

不安を取り除く
ヒアリングの3つのポイント

POINT01.

適切な治療を行うため
全身の状態を確認

症状によっては薬をお出ししたり、出血を伴う治療もあります。ですから患者様が普段どんな薬を飲んでおられるのか、既往歴についても確認させていただきます。例えば、脳こうそくになったことがある患者様なら、血液をサラサラに保つ薬を飲んでおられるかもしれません。そういったケースでは、歯を抜くことは極力避けた治療を検討したほうがよいと思います。場合によっては内科医と連携をして歯の治療を行うこともあります。また、痛み止めにも肝臓や腎臓に影響を及ぼす可能性がある薬があります。患者様の歯だけではなく、全身状態を確認して、治療にあたる。これも歯科医として当然のことだと考えています。

POINT02.

患者様にとって、何が
一番大切なのかを考えます

治療を受ける患者様の
想いに寄り添います。

  • とにかく早く痛みを抑えてほしい
  • 保険診療の範囲内で治してほしい
  • 見た目にも良い治療を選択したい

病院で医師に「こうしたほうがいいですよ」と言われると、「そうしなければならないのかな」と思ってしまわれる方もおられるでしょう。医師としての説明や提案はもちろん重要です。しかし、「治療をする」と言っても、治療を受ける患者様の想いはさまざまです。その想いを汲み取って、適切な方法を提案することを心掛けています。もし、患者様が自分の家族だったら、言われなくても気持ちを察し、行動に移すでしょう。患者様に寄り添う、その姿勢が治療には最も重要だと思います。

POINT03.

痛くなる前にご来院いただきたいから
次の治療のご説明をしっかりと行います

歯科医院には「痛い」「辛い」といったイメージをお持ちの方も多いと思います。それは、歯が痛くなってから受診されるからです。痛みがあるということは、虫歯が神経に近いところまで到達してしまっています。本当はそうなる前に、また、そうならないように、歯科医院に来てほしいのです。

こういう考えから、当クリニックでは初診の患者様に、歯周病とブラッシングについて、詳しくご説明をさせていただいています。どうして虫歯になるのか、歯石はなぜ定期的に除去する必要があるのか。原因や理由がわからなければ、繰り返し虫歯になり、歯周病を引き起こします。「虫歯にならないために、歯科医に行く」。その大切さを、皆さんに知ってほしいと思っています。

歯の健康コラム

定期的なクリーニングをしている人は、日本ではわずか2%

親知らずを除くと、人間の歯は28本ありますが、定期的なメンテナンスをしていないと、
80歳になった時には平均で11本くらいになってしまうと言われています。また、歯が健康な頃からしっかり予防やメンテナンスをすることによって、80歳で25本は残すことができると言われています。
しかし、衝撃な事実。日本で定期的に歯科医院に通い、歯のクリーニングをしている人はそのわずか、2%程度しかいないというデータが出ております。
これはなぜなのでしょうか?それは恵まれた日本の保険制度に一因があるとされています。日本では、虫歯などにより歯が痛くなれば歯医者に行って治療をします。またそのほとんどが保険治療内でできるので、それを疑う人はあまりいないでしょう。
しかし、海外の国々では一般的に、虫歯の治療、抜歯をするのに保険が効かず高額になることが多いです。また歯が痛くなってからの治療より 事前のクリーニングや予防の方が費用が安いことがありますので、高額な治療費を支払うリスクを考え海外の人々は歯科予防の習慣があります。
そして、年を取っても歯がたくさん残っている方たちが多いというわけです。
日本でも同じく、歯を治療する医療費より、定期的に歯をクリーニングし、良好な口腔内の状態を保つ方が生涯を通して、歯医者さんにかかる費用や来院回数が少なくなると言われています。
歯の健康は、体全体の健康につながります。にしの歯科クリニックでは、定期的な歯のクリーニングを皆様におすすめしております。